眼精疲労とは、眼を使う作業を続けることにより、眼痛、眼のかすみ、まぶしさ、充血などの目の症状や、頭痛、肩こり、吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態を言います。
目に何らかの問題があって発生することが多いのですが、その多くは度の合わない眼鏡を使用していたり、老視(老眼)の初期などで無理な近業作業を行ったりしていた場合です。
緑内障や白内障でも眼精疲労が出現することがあり、注意が必要です。
最近は、特にパソコンなどを使用する機会(VDT作業)が増えたため、これが原因の眼精疲労が増えています。
その他、全身疾患に伴うもの、心因性のもの、環境によるものなど、眼精疲労をもたらす要因は多岐にわたっています。
原因を特定し、それが発見されれば排除することが必要です。
眼鏡が合わない場合は作り直し、目の病気が発見されれば治療をします。
パソコンを使用する機会の多い人は、適度な休息をはさみながら行うことが大切です。
眼精疲労に特効薬はありませんが、ビタミン剤の配合された点眼薬や内服薬が効を奏することがあります。